繰り返される戦争と、そのたびに開かれる茶会。
戦地の宵闇
立ち込めるは濃霧
虚空に伸びる朽木
粛として音無し
血に侵された汚泥
短命な大地よ
罪深き残酷な獣は 黒雲と共に去りぬ…
出でし旭日は燦として 泥中に萌すはラベン
ダーの花芽
果樹や小山に新緑はよみがえり 霧中に浮かびくるは遠山の連なり
小川はせせらぎ小鳥はさえずる 鵬翼に浴するは七彩の陽光
遠景に聳える古城から一人 男が来たりて茶を注ぐ
嫋々たる緑草 孤立する円卓
淡い紅のクロース 見覚えのあるティーカップ
湯煙はきらと揺らめく 角砂糖は雪解けの如く
囚われの神とマネキン 懐かしい茶会
間もなく陽は沈む
天界は虚無と化す
枯葉が乱れ散る
暗影が滲み渡る
男は帰路を急ぐ
”嵐がやってくる”
戦雲が垂れ込める
聖断は下された折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-05-12 13:47:26
2217文字
会話率:14%
皆から愛され育てられた少年
彼は光の子と呼ばれていた。
そして騎士となる。
『光あるところに闇がある』
家族や人生を闇に壊された少女
彼女は闇としての証が腕に刻まれおり、闇の子として世界を闇で染めるという使命を闇から託された。
少年が
城内散策中に見つけた少女に既視感を覚える。
少女は王女によく似た人物であった。
「ふふっようやく逢えましたわね」
少女は鈴のような声音でそう告げる。
「王女様……どうなされましたか……?」
少女は少年の声を聞き嬉しそうに笑うとこう返した。
「私は貴方を殺さないと行けないのです……」
光と闇は相反するもの、この日から2人は世界中を巻き込む戦争をするのであった────折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-25 00:00:00
2248文字
会話率:33%
この世界がまだ光と闇に分かれていた頃
『【光の神 アリアロッド】』と
『【闇の神 ムラカタ 】』と云う2柱の神が居た。
2人の父にしてこの世界を築き上げた神
『【リザローテ】』の死後ー。
突如世界を闇に染めようと
ムラカタが
動き出し
光の民を守ろうとしたアリアロッドもそれに対抗する形をとった。
この2柱の神が起こした戦争を
『【ロストレイン 】』と云う。
この戦争によってこの世から雨と云う存在が消えた。
これは失われた雨を取り戻す物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-25 19:26:18
12275文字
会話率:44%
ゲーマー少女が転生した先は絶望感漂う世界。
太陽の光が弱まり、大地がゆっくりと闇と寒さに閉ざされていく中で国家間の過酷な生存競争として絶滅戦争が行われていた。
どこに行っても厳しい生活を強いられ、軍に入るか東方で開拓団に入るかしかないと悟っ
た主人公シルカは覚悟を決めて軍に入り、戦車に乗るようになる。そこで航空機を主砲で撃墜するという異能とも言える才能を開花させたシルカは自身の才能とクルーだけを信じて必死に生き延びようとする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-21 01:51:27
74027文字
会話率:24%
異世界の大魔王が召喚され、世界の光と闇の均衡は崩れます。本作品の主人公ティルは、闇の力によって亡き国にされた天空の島の姫。国の再建、悲劇が繰り返されない為、命をかけ戦います。17才になったティルは多種多様な種族が所属する『青い竜の部隊』を
率いて、光と闇の全面戦争に参加します。その身に秘めた竜の力で仲間達と共に強力な闇に立ち向かう本格ファンタジー小説です。
~魔法と剣の世界を舞台に冒険が始まります~
第1部は天空の島から大地へ!!ティルの旅立ちと成長を描きます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-08 11:02:37
38276文字
会話率:32%
戦争で利用されるために存在する、リュミール族。ラリータ・リュミールは、13歳の少女だ。最近始まった、リヒト国とシュトゥル国の戦いに参加することになったラリータは、テルク軍のもとで、自分を取り巻く陰謀、闇、悪と戦う!果たして、ラリータの魔法と
は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-30 16:00:00
5511文字
会話率:23%
ある日少女は願った。「大切な人のそばにずっといたい。」と。
その日世界には魔法概念が誕生し、世の中は魔法があることが当たり前になっていた。
そんな世界のとある魔法学院に入学した天沢日向。
そこで出会った少女有川凛々花の周りで巻き起こる魔法フ
ァンタジーが今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-26 00:00:00
7324文字
会話率:56%
宇宙という生命の神秘の中、一つの星の文明がこの世から去った。いまだ光り輝くその巨星の残骸は、美しく宇宙に広がっていく。
アンドロメダ銀河、その中に存在する太陽系の中に存在する、地球。地球には、多くの文化があり、魔術があり...そして、大き
く二つに分けられる勢力戦争がある。その中での生活は、厳しいものでもあり、豊かなものでもあり、されど幸せそうに暮らす人々であふれていた。その中に、星を観測し、星を基盤にした魔術を生み出す魔術師たちがいた。それがギルド「星屑の魔術師たち」彼らは、ある惑星の最期の地点と、振ってきた隕石とも違う謎の物体の中に含まれていた、記憶装置の中の情報が酷似していることに気が付く。そして、魔術師たちの一人の少女が連れてきた謎の少年との出会いが、物語を暗闇に引きずり込む折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-15 12:00:00
10699文字
会話率:12%
この物語の始まりは2つの国による戦いから始まる。竜と人が暮らす世界”ドラグノフ”人々は竜と共存し助け合い生きてきた。だがある時闇の竜王"狂王"を崇める"黒星院"と光の竜王"鳳凰竜&qu
ot;を崇める"平等院"との戦争が勃発し世界は瞬く間に戦火に飲まれた。数多の命が奪われ幾多の街や自然が壊滅に見舞われたのだが不意に"黒星院"自ら"平等院"にへ和平を申し入れコレを受け入れた”平等院”により戦争は終結。2つの派閥は一つとなり互いに協力し合い首都"ユナイト"を設立。そこを中心とし数多の大国を築き上げた。それから数年、平和な時代が続いていたのだがある事件がきっかけで"黒星院"と"狂王""鳳凰竜"を除く竜王達との戦争が水面下で勃発し今も冷戦状態が続いているとされている”ドラグノフ書籍第1節”
無事竜王使いの資格を得た主人公・紅月・アル・インフェルノイドは昔交わしたフェルとの約束を果たす為、自身が生まれ育った街"海焔国"へと舞い戻って来たのだが肝心な事を忘れていた。そう一般の竜使いには必要ないが竜王使いには立会人が居る事を─····
「俺とした事がやらかしちゃったな。頼もうにも後1年待たなきゃならないし···仕方ない1年間は資金集めに徹するとしよう!!」
ごめんねフェル···あと1年待ってて!
申し訳なさそうに海焔山に向かって頭を下げ背負っていた鞄を上げ直し紅月は街の中心部にある役所へと店の経営権を受け取る為歩き出した。
その後無事経営権を得た紅月は街の外れに小さな喫茶店を開き1年間マスターとして働いた。そして漸くその日が訪れた。
「今度こそ君との約束を果たしに行くよ─·····フェル」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-11 01:11:16
33209文字
会話率:78%
※異世界転生ものではありません。
主人公苦戦描写あり。
地の分多めで、やや冗長。
誤字脱字には気付きしだい直していきます。
三人称一元視点のつもりで書きましたが、時折一人称が混じってしまいましたがご容赦を。
不定期更新。
fc2の自ブログよ
り転載。
《太陽と月の代理戦争》。
約八十年前の戦争で《殷雷公(いんらいこう)》ベルンハルド、《サギタリウス》グンナル、《奈落の主》ビョルンの三英雄に挑んだ多くの人間、ゴブリン、オークが彼らに成すすべなく、命を散らしていった。
大戦を反省し、それ以来は人間もゴブリンも、オークもエルフも、互いに生活圏に干渉することなく、各々が平穏な日々を過ごしていた。
そんな中、ルクス大公国にて人間や獣人たちが思い思いに日常を楽しんでいると、そこに一人の少年が姿を現す。
《殷雷(いんらい)の英雄》、《隻眼の武人》と呼ばれる、輝かしい実績を残した父母から生まれた少年ルドルフは、ルクスにおいて招かれざる客であった。
エルフ特有の笹の葉のような長耳が、人間たちにとって恐怖の対象だったからだ。
事あるごとに侮蔑され、馬鹿にされ、避けられ、陰鬱な心持ちでルドルフが歩いていると、深紅の瞳を持つ少女に出会ってしまう。
彼女は名はアデル。
一見、まるで関係のない二人の男女。
だが彼らの因縁は、ルドルフの親友である弓使いアルヴィド、獣人ダグマルをも巻き込んで、やがて大陸全土を波乱に陥れることとなる―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-10 13:00:00
60708文字
会話率:25%
ヒトの魂を神にまで昇格させる神が造り出した力、『星鍵』
その力は万物の願いを叶えるという。
そんな、伝承だけで存在すら在るのか分らない力を巡り、人間族《ヒューム》、獣人族《ワーヒューム》、亜人族《デミヒューム》、坑人族《ドワーフ》、森精族《
エルフ》、巨人族《ジャイアント》、海族《ディープシー》、天使族《ヴァルキュリア》、吸血族《ヴァンパイア》、機凱族《エクスマキナ》、黒魔族《フィーンド》、精霊族《スピリット》の十二種族が、何千年にも渡って争い続けている世界、アーランド。
人間族《ヒューム》の中のとある国、グラム帝国。
奴隷ですら人権を持つこの国で、一切の人権をもたない最低身分、
『死者奴隷』
その一人として生活する少年はある日、銀髪の美少女と出会う。
「私はミリア。貴方の名前は?」
運命が巡り合わせた二人に、戦争の火の手が差し迫る。
始まりには、終わりが。一時の休息は長くは続かない。
業火の海の中、冷たく、そして硬くなった『大切』を胸に、少年は叫ぶ。
───もう大切を失わないために、もっと力を!───
『三つの時間』の中で、少年は誰もたどり着けなかったその先へと進んで行く。
血塗られた瞳は、果たしてどんな世界を写し出すのか。
少女の願いと共に、誰かの笑顔を謳い、誰かの幸せを唄う。
そんな少年の誓いの先へ、何かを失い、何かを得て。
光に支えられ、闇に呑まれ。
作っては、壊して、壊しては造り上げ。
形なき『星鍵』へと辿り着く為に、この世界の平和を繋ぐ為に、何処までも戦い続ける。
そんなどこにでもある冒険譚。
※注意
更新不定期、一か月以上たつ可能性あり
視点はしょっちゅう変わったり、混ざったりします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-07 23:57:18
93300文字
会話率:34%
暗くて前がみえない。助けを求める勇気もない。
もうどうでもよくなって、このまま消えてしまいたいと願っていた。だけど君は、そんな俺の光になってくれた。小さな輝きだとしても、彼女は俺にとって暖かな救いだった。
―――これは 遠い異世界の物
語。
誰よりも勇者を信じ、必死に戦い続けた男がいた。彼はなにも見えない暗闇のなか、ひたすらに自分の道を信じ、遥か先に存在する一点の光を目指した。
この道を歩けば歩くほど、輝きは強さを増し、青年の身体を焦がしていく。
やがて運命の日が二人にも訪れるだろう。そのとき乙女は誠の勇者となり、人々に英雄として語り継がれる。
光には必ず闇が存在する。伝説となった英雄の影にもまた、歴史に埋もれてしまった愚か者たちがいた。下手くそだとしても、そんな忘れられた人たちの物語を描きたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-18 01:19:55
1453840文字
会話率:30%
光の神々の陣営と闇の神々の陣営の勢力争い、地に生きる者たちを用いた代理戦争、それは永遠に続くかに思えた。
だが、古代魔法文明の王により召喚された異世界からの侵略者、魔神により崩れる。
神にも等しい力を持つ者さえいる魔神たちに対抗する
ため、やむなく光と闇の陣営は手を結んだ。
古代魔法文明の王の死後、制御を逃れた邪悪な魔神との戦いは、長き時と多大な犠牲により、かろうじて勝利を収め、魔神を異界に追い払うことに成功する。
疲弊した両陣営は境界山脈を勢力の境とし、大陸の西を光の陣営、東を闇の陣営と分け、争いは小康状態となった。
大陸が二分され、およそ200年、かつてない長き平和を享受する世界。
平和な時代に生まれた好奇心旺盛な少女は、その飽くなき欲求で神を愛し、渇望のままに冒険者になる。知識の為なら破壊も厭わない、知識の神の神殿の愛すべき異端児。
世界の平和が如何にして保たれているか、そんな彼女の目を通して描くファニーな仲間たちとの冒険譚。
――
リプレイ小説ではないのですが、TRPGでのエピソードが盛り込まれています。話の進行もTRPG的なものとなっておりますので、興味のある方はどうぞよろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-09 20:00:00
60247文字
会話率:30%
光を司る───聖王国インテグリス
闇を司る───闇黒帝国メガロス
ひとつの大陸にこの2つの国有り。
二つの国は戦争をせず均衡を保っていた
────はずだった。
───平和であった世界が崩
れていく。
聖国家が触れてはいけない領域に踏み入り戦争が始まったからである。
邪神封印から約100年後......崩壊が始まった。
【第1次闇聖大戦】
初代騎士団大隊長カイレン、ファードらが作り上げた平和は綻び始め
沢山の人が死に沢山の建物が焼け落ちたが、
互いの騎士団により停戦になっていった。
【第2次闇聖大戦】
騎士団が変わり、何故か互いの騎士団大隊長が狂ったように再戦を望む。
そこに産まれ者達はその戦争の中どう生きていくのか......折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 13:07:26
13918文字
会話率:40%
”一瞬の閃光がすべてを奪い去り、またすべてを創造する。”
神によりゼロに戻された世界。
4つに分けられた国々は絶えず争いが繰り返されていた。
ヘマタイティス国に住む少年兵、レッドはそんな世界の在り方に疑問を抱き始める。
バケマイティス国に住
む双子、アストとアルトは殺された父親の復讐を誓う。
ミラビリス国の王子として生きてきた女性、エリーと混血の子供、トールは数奇な出逢いを果たす。
彼らには夢がある。
人々は分かり合えると信じている。
だから、今日も戦い続けるのだ。
夢の数だけ、物語は存在する。
これは少年少女の戦士たちが巨大すぎる強敵へ立ち向かっていくストーリーズ。
第一章 『不屈の剣』(レッド編)
第二章 『悲しみ深すぎて』(アスト、アルト編)
第三章 『剣と雷』(レッドvsアスト、アルト編)
外伝 『The Sun Also Rises』(過去編)
外伝 『戦士の週末』(日常編)
第四章 『Dust to Dust』(エリー、トール編)
第五章 『THE RISING』(レッド・アスト・アルト・エリー・トール編)
第六章 『CHANGE THE WORLD』(革命派vs.ヘマタイティス軍編)
第七章 『LOST IN FAITH』(イマノティス編)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-02 21:43:39
151304文字
会話率:48%
『神の樹』と『影の樹』によって二つに分断された世界。
神の樹は力や名誉ある者たちを『勇者候補』と選定し、魔王を倒す運命を何人もの者のに託す。
影の樹は6人の『魔王』を選定し、闇の世界の繁栄を目指す。
「魔神大戦」という世界最大の戦争から
数十年の時を経て、魔法とスキルを駆使し二つの世界が戦いを行う時代。
そんな場所で主人公、ユーマ・ロイゼットはある人物への憧れと過去の払拭のため、自分の周りの人たちを護ることができる強さを得ようと魔王を目指していた。
魔王になるため修行の旅に出ようとした彼に、出身の村の近くにある小さな国の王からある伝達を受けた。
その内容はユーマが神の樹に「勇者候補」と選定されたというものだった。
さらにその後、彼の師匠からは自分が「魔王」の最有力候補の1人に選ばれたと伝えられる。
「魔王志望なのに勇者候補って一体どうすれば……?」
数十年に渡っておこなわれた「魔神大戦」の真実。
神の樹と影の樹の秘密。
違う世界から来た転生者の女性に、「暴走」の力をもつ「勇者候補」の存在。
ユーマや幼馴染、父親など身の回りの人物に隠された秘密などが、彼の物語に次々と影響していく。
魔王と勇者という立場から板挟みにされた彼は、色々な仲間との出会いや様々な出来事により、世界に大きく君臨することになる。
彼はヒーローになるのか、それともダークヒーローになるのか。
光と闇、『魔王』と『勇者』を『兼業』し世界を変えていく1人の青年、『最強』であり『最凶』とうたわれるようになるユウシャとマオウのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-01 01:55:13
19214文字
会話率:34%
かつて最強と謳われ、今では忘れ去られてしまった伝説のギルド〈七魔の極光〉。
昔、世界神はある事件を境に世界に闇を放ち、世界を滅ぼそうとした。世界各地が闇に飲み込めれていく中、世界神を止めるべく〈七魔の極光〉は動き、少しずつ闇をうち払っ
ていった。
〈七魔の極光〉と世界神の争いは激しく、熾烈を極めたために、世界の大部分は焦土と化し、力を持たぬ者たちは少しずつ数を減らしていった。
数年の時が流れ、全ての闇が打ち払われた。残るは世界神とギルドマスターの一騎打ちのみ。その戦いは数日も続いたが、やがて苦戦ながらもギルドマスターは世界神を破り、世界に明るい光が差し込んだ。
しかし、光に照らされたのは、焼け焦げた大陸に、生き残る力を持っていた強者のみ。
ギルドマスターは、残る全魔力とありったけの生命力を使い、世界を再生させた。結果、大陸に存在していた国や村、山や森は復活し、前後の記憶こそないものの、戦争によって失われた命もよみがえった。
そして、魔力とほとんどの生命力を使い果たしたギルドマスターは、深い深い眠りに落ちた。
――それから六百七十年後。
ギルドマスターは、〈七魔の極光〉のみんなに見守られ再び目を覚ました。
今度は楽しい世界で、この仲間たちと暮らそうと心の中で誓うも、世界は比較的争いごとが少なく、大した危機もない。
平和になったことで返って暇になってしまった〈七魔の極光〉に、ある日、一人のメンバーが提案をした。
世界を救ったのだから、今度は世界を征服しよう、と。
ほぼ満場一致でその案が可決され、彼らは世界征服へと動き出すこととなる。 ……ただ一人を除いて。
これは、世界征服を達成するべく動くギルドメンバーと世界征服を阻止するべく動くギルドマスターの、くだらない物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-18 09:00:00
28039文字
会話率:43%
かつて千年前、世界は滅亡の危機に貧していた。
突如として現れた黒い機巧兵の軍隊。
それらが人々を蹂躙し始めた。
人々は抵抗する。
≪光の騎士団≫と≪闇の王≫
その戦いは千年前終結した。
≪闇の王≫が敗北し、死に絶えたことで。
世界は平和とな
った。
それから千年後。
少年と少女の交わしたたった一つの約束―――光輝く満天の星空の下で交わした約束がもたらした物語。
それは、やがて世界をも巻き込んだ物語へと変わり、数多の人々との出会いをもたらす。
千年前の確執が、時を越えて
今、東暦九〇一〇年。
ここに蘇る―――。
※不定期更新となっています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-16 08:23:15
254844文字
会話率:27%
その国では
夕刻17時に角笛がなる日は
夜中0時になると
色鮮やかな光が飛び交いました。
真っ暗な闇夜を、
まるで流れ星のような、花火のような、
不思議な光が多数飛び交いました。
何年も続く、不思議な光
角笛がなる日にだけ飛び交う不思議な
光。
それを見た他国の者は
まるで星屑が降っているようだ
と言いました。
ある時からその国のことを皆
星屑の降る国 と呼ぶようになりました。
星屑の正体が、
遥か上空で繰り広げられる
魔法戦争の光線とも知らずに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-04 14:57:44
286文字
会話率:64%
時は32年光年。この年から全てが始まった。数千年前から伝わる王神伝説を筆頭に、12人の神々が争い合う大戦争“ラグナロク”。現在に蘇った12王神の力を引き継ぐ12人の者達。世界を我が物にすべく動き出す闇の王、それに対抗するように立ち上がる光の
王とその仲間達。この戦いは、時間を越え、時空を飛び、そして繰り返す。太陽が望む結末へたどり着くために。
必ず……俺が君を守ってみせるから……!!
過去に無くした約束と、未来で繋がる物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-07 22:54:37
35303文字
会話率:42%